現在オール電化はどれくらい普及し、またどのようになってゆくのでしょうか。新築、既築別に動向をみてみましょう。
最近は各電力会社の普及活動もあり、オール電化住宅やオール電化マンションがかなり増える傾向を見せています。

では、現在オール電化の普及率はどの程度なのかが気になるところです。
新築物件に限って見ますと、新築の約3分の1以上(調査対象業者により異なる)はオール電化を採用しているようです。
また、従来の住宅をオール電化住宅へのリフォームに踏み切る数も増加傾向にあり、オール電化の普及率は着実に上昇していく勢いを見せています。
具体的な数を見てみますと、2004年度はオール電化が約13万件でしたが、
2005年度には約20万件、さらに2006年度には約23万件と、年々オール電化が増加しているのが分かります。
地域別で見ますと、新築でオール電化を採用する地域は北陸地方が最も高く、
床暖房などの必要性から寒冷地でのオール電化が目立つようです。
このようにオール電化住宅の普及率は高くなりつつありますが、オール電化マンションの普及率はこの全体の約5%程度に留まっていて、普及がやや伸び悩んでいるのが現状のようです。
この普及の伸び悩みにはオール電化の初期導入コストの高さが影響しているものと考えられます。
オール電化が建築コスト全体を押し上げる要因となり、賃貸や分譲の場合家賃や売却金額への転嫁が簡単ではないことが、マンション所有者がオール電化に踏み切れない最も大きな要因になっているようです。
ただし、集合住宅で火を使わずガス爆発の危険性が無いという安全性のメリットが高齢者には非常に魅力になってきていることから、今後オール電化マンションの建築数も伸びていくことが予想されています。
ある信頼すべき調査によりますと、オール電化の2008年の設置実績は前年度比4.2%増の約59万戸になったそうです。
オール電化の累計設置戸数は全国で330万戸強に達し、全世帯(4900万世帯)における普及率も6%を超えたとのことです。
なお、設置動向を新築・既築別に見ますと、既築は前年度比14.0%増の約30万戸と増加していますが、新築は3.9%減の約30万戸とのことです。
オール電化の普及率|増加するオール電化マンション